病院内に設立された創傷専門外来
なかなか治らない傷(難治性創傷)を持った患者さんが増加する背景に、糖尿病や動脈硬化
といった生活習慣病や高齢者の寝たきりによる床ずれが指摘されています。特に糖尿病は予備軍も合わせると2050万人(糖尿病人口950万人、予備軍1100万人)と言われており、このうち潰瘍の有病率は1.5~10%とされています。米国より発表された年間発生率6.0%を指標と考えると、56万人弱が1年間の糖尿病潰瘍患者数となります。加えて足の動脈硬化や静脈不全による壊死や切断、褥瘡(床ずれ)患者がみこまれ、多くの患者さんが慢性創傷で悩んでいます。私たちミレニアメディカルはこれらの難治性創傷の専門治療を行う外来「創傷ケアセンター」の開設と体系化された「創傷治療プログラム」の導入を医療機関に提案し、「難治性創傷の早期治癒と予防」ならびに「足の切断回避」を目指していきます。創傷ケアセンターでは担当の医師や看護師だけではなく、治療に必要なその他の診療科や医療スタッフとスムーズな連携が図られ、必要に応じて入院手術など集中した治療を行います。