普通の外来と何が違うのですか?
創傷ケアセンターでは、創傷の専門知識を持つ医師・看護師が治療します。一般外来と違い、30分以上の時間をかけて患者様の傷が治らない理由を徹底的に追及し、最善の治療プランを立てます。
治療法は他の病院と違うのですか?
創傷ケアセンターでは、外科、皮膚科、形成外科、循環器科、血管外科、整形外科などの専門医を中心とした医療チームが徹底的に創傷の原因を追究して治療し創傷の早期治療を目指しています。ですから、血流や血管、神経などの検査や、血管拡張術や除圧などの治療、そして、高気圧酸素などの付加的療法などあらゆる技術を提供することができます。
足の切断が必要と言われたのですが、切断せずに済みますか?
私たちは「切断を宣告された足の70%以上の切断を回避させる」ことをミッションにかかげています。血流が届かなくて切断を進められた足も血管拡張術や末梢バイパス術などを施して切断をせずに済む可能性もあります。あきらめずに一度受診することをお勧めします。
足の指が壊死していますが、残すことはできますか?
壊死した指は元通りにはなりません(そのため早めの受診が勧められます)。しかし創傷ケアセンターでは、壊死していない他の部分をなるべく温存し、患者様が歩行を続けられるよう努力しています。
足の変形があって傷が治らないときの治療法は?
足に変形がある方に傷ができるのを防ぐための治療靴があります。創傷ケアセンターでは、そういった治療や除圧の靴を作る専門義肢装具士と連携し、適切な靴や装具を処方しています。
創傷ケアセンターの治療は入院しないとだめ?
創傷ケアセンターの治療は基本的に外来で行っています。ただし、安静や浮腫管理が必要な場合や、手術、抗生剤の点滴投与時などには入院していただくこともあります。
傷ができる前に予防する治療のようなものはあるのでしょうか?
傷のできる可能性がある足の変形部分を保護する靴や装具などの処方、足の変形を矯正する予防的手術などがあります。