糖尿病用靴
糖尿病があり、糖尿病用の靴とはどんなものか興味を持たれている方も多いのではないでしょうか? 今回は糖尿病用靴の特徴をご紹介します。
①靴に入るインソールは、型取りをした特注のものです。クッション性
があり、足を衝撃と外傷から守ります。
インソールの3層構造
A.インソールは、足に当たる部分から底に向かって
- プラスタゾート
- PPT樹脂(ポリプロピレンテフタレート樹脂)
- EVA樹脂(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)
の3層になっています。
詰め物の例
B.インソールはリウマチ、足の手術などで変形がある場合、特注で詰め物を付けることができます。
② 靴の指部分に余裕があります。爪先の部分が高くなっており、ハンマートウがあり、足指に傷ができたことがある人、できやすい人の足にも対応しています。
靴の指部分に注目
爪先部分に高さがあります
③ 靴幅が広い靴があります。お店で売られているものは3Eぐらいまで
の幅の靴が多いです。しかし糖尿病用の靴は7E(より幅広)ぐらい
までの幅に対応できます。
糖尿病用のインソールは特注であるため、足の変形があるなどの条件を満たした人だけに保険が適用されます。
創傷ケアセンターでは義肢装具士と連携しているセンターも多く、治療中または治療後に糖尿病用靴とインソールが必要であると判断された場合、医師の処方を元に装具士さんを通して注文することができます。