低温やけどとは?
低温やけどは60度前後で約1分、50度前後で約3分、45度前後でも約6時間、熱源が同じ部位に接触していると起こるといわれています。低温やけどの場合、低い温度でゆっくりとやけどが進むため、やけどが起こっていることに気づかず、症状が重くなってしまいます。熱傷進度がII度、III度*という重症にいたることもしばしば見られます。
*熱傷進度II度: 熱傷が表皮と真皮に及び、発赤、腫れ、水疱がみられる。汗腺、毛嚢(もうのう)に影響が及んでいる時もある。
熱傷進度III度: 熱傷が表皮、真皮、皮下組織に及び、皮膚が白色になる。皮膚の表面が壊死していることもある。
低温やけどの1例
低温やけどの原因となる熱源例としては
- 使い捨てカイロ
- 湯たんぽ
- あんか
- 電気こたつ
- ホットカーペット
- ラップトップノートパソコン
などが挙げられます。
一度皮膚が破れてしまったら、創傷として治療を行います。傷が深い場合もありますので、医師に必ず診てもらうのがいいでしょう。創傷ケアセンターでは熱傷の治療もしています。お近くの創傷ケアセンターで診てもらうこともいいでしょう。