PTAとは
動脈が詰まるなどの疾患のある方の血管を内側から広げて血が通るようにする手術です。
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まず動脈の中に細くて軟らかいカテーテルと呼ばれるチューブを挿入します。
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それが動脈の狭くなった部分にたどり着くと、カテーテルの先についた風船を膨らませます。
その風船が動脈の内側に付いた脂肪や石灰質を押し広げ、血管が開いて血行を改善させるのです。
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腹部大動脈や腸骨(ちょうこつ)動脈のPTAでは普通、
同時にステントと呼ばれる針金のネットを入れたままにして血管が再狭窄しないようにします。
ただし、大腿(だいたい)動脈、膝窩(しっか)動脈、腓骨(ひこつ)動脈など、足の血管のPTAの場合は、足の傷の原因になるため通常ステントは入れません。
手術の後…
PTA術後は6~8時間ベッド上で安静にし、1日入院することもあります。
病院を出た後は、ほとんどの場合いつもの生活に戻ることができます。
PTAが必要といわれたのに受けないと、こんな危険も…
- 創傷壊死の悪化
- 創傷の拡大
- 創傷が治癒しない
- 足の切断