創傷(そうしょう)とは外的、内的要因によって起こる体表組織(皮膚のこと)の損傷のことです。
日常では傷(きず)と呼ばれますが、医学的には、創傷を、その形状や原因などによって
擦過傷、切創、裂創、刺創 等々に分類しています。
一般的に創傷は、軽度のものであれば自然に治癒し、重度の創傷であっても、適切な外科的治療(手術等)を経て
人体のもつ自然治癒力により治癒していきます。
ですが、なんらかの理由により、治療していても数か月以上治癒しない創傷を難治性(慢性)創傷と呼んでいます。
主な原因としては、糖尿病、末梢動脈疾患(動脈性)、末梢静脈疾患(静脈性)、圧による褥瘡などがあげられ、
これらの病気に罹患していると難治性(慢性)創傷になりやすいといわれています。